笑って 笑って 笑って 終えた展示会


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こんにちは。スタッフのニシカワです。

ふかおてるみ展〜やさしい音色〜、1ヶ月間という長い展示会が終わりました。

お越し頂いた多くの方々、そして週末ごとに顔をだして下さった作家のふかおてるみさん、深尾竜騎さん。本当にありがとうございました。

今回の展示会はこれまでで最長の約1ヶ月間の展示会でした。初めての長期の展示会。どんなことになるだろう、とドキドキワクワク。想像もつかない不安もちょっぴり。

しかし、何ということはありませんでした。1度てるみさんワールドに引き込まれてしまうともう、不安などどこかへいってしまいます。てるみさんの独特の優しい話し方、それに加え想像力豊かな絵のストーリーを聞いていると、まるで別世界へ飛び出したような楽しい気持ちになります。

お気に入りの話は、うさぎさんが魚を釣っているように、一見は見える絵。しかし実は、お魚がうさぎさんのために、まあるい玉を取ってきてあげている、というお話です。ほかにも、てるみさんが描くかたつむりの目の位置の話や、ある一枚の絵の右下のほうに居る小さなカエルさんがてるみさんのお気に入りだということ。昔はマンボウやイカをよく描いていたこと。ぬりえの話。その他にもたくさんのお話を聞かせてもらいました。

気づけばずっと、笑って、笑って、笑ってる。

てるみさんと話すのが楽しくて仕方がない、そんな日々でした。

てるみさんがお友達やお客様に作品の説明をしている場面を見つけたときには、そっと近づいて、一緒にお話を聞かせてもらったり・・・。

一見、優しくおとなしい女性。そんな印象のてるみさん。しかし、一度でもゆっくりてるみさんとお話してしまうと・・・、聞けば聞くほど、知れば知るほど惹き付けられてしまう。そんな、とても魅力のある方です。

思えば、てるみさんの絵もてるみさんと同じで、見つめれば見つめるほど、楽しい発見があり、魅力に気付きます。てるみさんによる解説がつけばなおさら!愛着が湧いてきます。

展示会に来てくださるてるみさんのお友達の中にはなんと、30年ぶりや20年ぶり、だという方も。感動の再会の場面を、何度も拝見させていただきました。その度に浮かぶ、てるみさんの嬉しそうな笑顔。見ているだけでこちらも、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

年賀状のおつきあいだけで・・・と、てるみさんは言いますが、人との出会いを大事にし、きちんとおつきあいをしてきたてるみさんだからこそ、再会することができた方たちだったのだと思います。

会期中、作品を見て下さったお客様に対し、必ず出入り口の扉までお見送りをする。そんなてるみさんと竜騎さんの姿を幾度となく目にしました。それは、知人、友人に限らず、どんなお客様に対してもです。お二人の、丁寧さには、本当に頭が下がります。お二人のそういうところに触れるたびに、私ももっとまわりの人とのおつきあいを大切にしなくては、と何度も思いました。

展示会最後の日。作品を撤収し、いざお別れの時には、とっても寂しい気持ちでした。握手をするオーナーとてるみさんの目には、うっすらと浮かぶ光るものが・・・。

しばらくはきっと、ぽかんと心に穴が空いたような、寂しい気持ちになるだろう、と思いますが、このお休みに気分をリフレッシュし、金曜日からは元気に営業いたします!

どうぞ、よろしくお願いいたします。