
「いきもの」を繊細な筆致で描く画家 酒井ひさおさん。
酒井さんの描く「いきもの」は、どこかで見たようで、どこにもいない、不思議で愛おしい姿や表情をしている。
説明はいらない。まさに「いきもの」と平仮名で表現したくなるような「自由で命あるもの」。
その作品の力は、見る人の心によって、優しくも、儚くも、力強くも見える。そして語りかける。
2020年2月1日、酒井さんの表現の世界は『はじまり』をテーマに動き出します。すべて手書きの一点限りの作品です。ぜひvowに足を運んでいただいて、作品を間近でご覧ください。
在廊日には、酒井さんが作品を制作する姿もご覧いただけるかもしれません。
会期:2月1日(土)〜9日(日)12時〜18時(入場無料・作品即売あり)
在廊日:1・2日、7・8・9日
3日は全店定休日、2日は食堂のみお休みをいただきます。
お問い合わせは、Facebook、Instagram、店頭、お電話(06−7175−0665)にてお願いいたします。

「はじまり」に寄せて
酒井ひさおさんとvowは、個展や三人展などのいろいろな形の作品発表を重ねながらの長いおつきあいになります。
酒井さんは抽象画を長く学び、アメリカでも活動をしてきました。
vowがオープンしてからの数年の間にも、酒井さんの絵はいろいろな表情を見せながら変化していきました。
明るい色彩の抽象画や、子供が描くような無邪気な表現の絵。
強い勇気やほんの少しの不安を感じるさせるような、心の世界を見せてくれたり。
近年、酒井さんの絵はより幅広い人たちに愛され、作品展の開催を望む声が多くなっています。
福岡の海の見えるギャラリーや、丹波の森の中の美術館、いろいろな場所で酒井ワールドが展開されています。
2020年のvowでの作品展に、酒井さんは「はじまり」というタイトルをつけました。
生きていることの喜びを感じる、誰にでも訪れる幸福な「はじまり」。
酒井さんの絵と共に、その瞬間を愛おしみながら、はじまりの一歩を感じていただけたら幸いです。
vow’s space +cafe(ほんま食堂) 平岡京子