月別アーカイブ: 2015年10月

ご縁があれば・・・

こんにちは。スタッフのニシカワです。

10月18日(土)19日(日)に千葉のニッケコルットンプラザで行われた「工房からの風」へ平岡と2人で行ってきました。

今までのように楽しむことはもちろん、素敵な方に出会えたら、そうして、ご縁ができて可能なら、いずれ当店でも一緒に何か楽しいことができたら・・・なんてことをひっそりと思いながら会場へ到着。

これからは、自分からも素敵だなと思う人と積極的に繋がりを作っていきたい、そう、思うのですが・・なんせ、人見知りな私は、自分のお店のことを言い出せず、もじもじしていました。自分好みの作品を見つけると、会場以外では、どこで買えますか・・?などと、小さい声で聞いてみたり・・・。その様子を遠くから見ていたオーナーは、もうすっかり私が売り込みをしているのだと思ったようで、さっと傍へ来ては突然、作家さんへ名刺を渡して、作家さんをぽかん、とした表情にさせていたました。

そんな風に困らせてしまった、作家さん、お名前は廣川温(ひろかわ あつし)さんいう方でした。滋賀県甲賀市信楽の工房で作品を作っていらっしゃるそうです。廣川さんのお皿はどれも素敵で、どれを買うかですごく迷ってしまい、いつまで経っても決められず。お話するよりも、ずっと、作品の前で固まっていました。そうすると、すでに廣川さんのお皿や片手鍋などを購入したオーナーとその友人2人に囲まれ、これならどんなに使いやすいか、などを力説され、売り込まれ、やっとひとつのお皿を購入。なんだか、年を重ねた女性の力強さ、パワフルさを実感。皆さんの売り込みっぷりに、若干、とまどう私。

私たちが購入したお皿などは、なんでも耐熱で直火もオーブンもOKだというお皿。

見た目にまず惚れて、使い勝手もいい、ときたら、みんな欲しくなりますよね。使用後のお皿も見本で置いてあったのですが、使っていくうちに、お皿の真ん中あたりにぼやっと、黒くこげた跡が出来ていて、それもまた、素敵な風合いでした。

廣川温:http://atsu-hirokawa.tumblr.com

image1

image2

 

他にも、ギャラリーSo-Raさんで展示会をされた“いにま陶房”のお二人の姿も。ギャラリーSo-Raさんからお話は伺っており、展示会の時にも器やお皿を購入したのですが、お会いするのは初めてでした。いにま陶房さんは奈良県の吉野郡川上村という場所で作品を制作されてる方です。

ここでもまた、友達への出産祝いの器を買うのに、迷い、何度もお店を覗き、長時間かけやっと購入。

離乳食用の小さいお椀と、旦那さんがいない時に、お揃いで使えるように、とお母さん用のお椀を買いました。いにま陶房さんのお茶碗は、平岡がSo-Raさんで購入して以来愛用しており、本当に使いやすい、といつも言っている物。小さいお椀は離乳食の時にぴったりのサイズです。手作りの作家もので陶器で出来ているものだからこそ、物を大切に扱う、ということを少しでも意識しながら、お子さんに使ってもらえたらいいな、と思います。プレゼントするのが、楽しみです。

いにま陶房:http://www5.kcn.ne.jp/~inima/index.html

IMG_2428

 

そんなこんなで気がつけば、しっかりお買い物を楽しんでいました。

...でも、まぁ、焦らずに、少しずつ、繋がりを増やしていけたらいいな

と思います。

 

こんな私ですが、みなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

1年ものの杉板

IMG_2390 IMG_2393 IMG_1944IMG_1946

vow’s space+cafeは、10月2日で1周年を迎えることが出来ました。本当にありがとうございます。

思えば昨年の夏は、自分たちのお店を開く場所が阿倍野区昭和町にやっと見つかって、頭の中は何もわからず手探りながら、毎日、氷やお水を自転車に積んで大工さんが頑張ってくれている工事現場に通って過ごしていました。

主に予算の関係、そしてちょっとだけ思い出づくりに、塗装は私たちの仕事になりました。セルフリノベーションを積極的に応援してくれる地元在住の建築家 伴 現太さん、そして、”塗装なら任せろ!”の頼りになる師匠、木工作家とパティシエのご夫婦マンマミーアの川端健夫・ミアご夫妻と息子のいっちゃん、などなど・・・.多くの友人が力を貸してくれていました。カフェやデッキ部分の壁は大工さんが杉板を張ってくれた後でグレーのペンキを塗ることになり、濃いのか、薄いのかの見当もつかないまま、ムラムラに、でも一生懸命に、みんなで塗ったことを思い出します。そのときに少し余った材木の端切れは、特に用途が見当たらず、お店の外の室外機の上に並べて植木を置いたりして、その存在も忘れていました。

先日、陶の動物たちを作っている作家の前川幸市さんがお店に足を運んでくださって、味わいのある動物たちをたくさん届けてくれました。前川さんはずっとうちのスペースで展示をしてほしいと願っていた作家さんで、ついに来春に個展をしていただくことが決まり、一足早くやってきた待望の作品たちです。

夏から続いていたいろいろなイベントが終了し、1周年を迎えたこともあって、スペースの常設展示を少し変えようと、早速、奥のスペースに前川さんの動物たちの場所をしつらえることにしました。小さなネコや犬、そして前川さんの描いた絵本”しましまの町”の中から飛び出した個性いっぱいのネコたちです。

しかし、西川と二人、いろいろなテーブルを出してディスプレイしてみるのですが、どうにもしっくり行きません。テカッとしたこぎれいなテーブルの天板と前川さんの動物たちは、お互いが相容れないもの同士のように見えました。困り果てて、あ〜古材があったらなあ・・・と考えていたら、突然、そうだ!あの杉板があったじゃないか!と思い出したのです。室外機の上の杉板のことを。

もう夜で外は真っ暗、でもごそごそと室外機の上にのっていた板を運びました。砂や埃で薄汚れた板を、一枚一枚、西川が一生懸命拭いてくれました。そうしたら、その埃の下から、ものすごくいい雰囲気に変身したグレーの板が出てきたのです。早速テーブルの上に板を並べ、その上に前川さんの動物たちが並びました。私たちとしては言うことなし!1年ものの杉の板はすっかり大人になって、包容力すら感じるようないい顔になっていました。

1年ものの杉板の上に、1年ものの願いが実現してやって来た動物たち。時間が経って歳を取るのは嬉しいことばかりじゃないけれど、このときばかりは、この一年の時間の力や意味を感じ、感謝しました。時間が経つのも悪いものじゃありませんね。来春、前川さんの作品展もお楽しみに!