ものづくりとの出会い


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2008年、取材で知り合った滋賀県甲賀市のマンマミーアを営んでる、木工作家の川端健夫、パティシエの川端ミア夫妻が、私のものづくり好きを決定的なものにしたのだと、今もよく思い出します。

こだわり、独自の価値観、楽しそうな顔、苦労している顔。木屑にまみれ、小麦粉にまみれ、生き生きと何かをつくり出す手、つくり出す暮らし。誰もが一度は憧れるけれど、なかなか踏み出せない、ものづくりを生業とする暮らし。

つい先日、スペースとカフェのお休みをいただいて、久しぶりにマンマミーアへいってきました。ギャラリープロデューサーとしての川端健夫さんの愛情がいっぱい詰まった、前川幸市さんの作品展「しましまの町」に久しぶりにかなり感動し、ミアさんの独創的で美味しい手づくりランチをいただいて、作品展を見に来ていたイラストレーターの深尾竜騎・てるみ夫妻と合流。そこで最近お知り合いになったばかりの、陶芸家の竹口 要さんご夫婦とも合流して、「しましまの町」の生みの親である前川幸市さんのアトリエへ。

お住まいをかねているので建物を撮影することはご遠慮することにしましたが、前川さんのお仕事場は、「あ〜、こういう場所でこんなに自由なものが生まれているんだ」と誰もが納得してしまうような環境。”仕事場”というよりも、すごくワイルドな森の中の基地、”男子の遊び場”のようでした。ものづくり男子たちの目は、きらきらと輝き、これまでも何度か忙しくすれ違うように出会ってご挨拶していた前川さんが、自由で、穏やかで、すごくたくましい少年のように見えました。

こうして益々、私のものづくり好きは高じて行きます。前川さんとも、作品をお店に置いていただくことなど、これからに続くお話が出来ました。私の周辺でもとても人気の陶芸家 竹口さんともこれを機に何か…と目論見中。そして二人に会わせてくれたお友だちの深尾竜騎さんには、本当に感謝感謝の嬉しい一日でした。こんなワクワクするような楽しさやものづくりの魅力を、私たちのスペースでも少しずつ感じていただけるように、これからもっと考えていきたいなぁと思っています。

写真は前川幸市さんの作品です。