友人でもある木工作家 川端健夫さんに作ってもらった栗の木のテーブルやカウンターが店内に収められ、椅子がそろい、照明が点いて、室内に入るべきものがほぼ揃いました。想像していたような、気持ちのいい空間が出来上がりつつあります。
少し涼しくなってきたところで、予算の関係もあって手をつけずにいた外回りも諦めきれずに始めることにしました。何かで飾るのではなく、いい色の常緑のグリーンを一本でもいいから置きたいと考えていました。
そういえばまだ工事が始まったばかりのころに「古い建物にはグリーンがいいですよ」と、建築士さんに言われたことを思い出します。
低予算の植栽を担当してくださるのは、建築士の伴 現太さんのお仲間のとても気
っ風とセンスの良い女性園芸家の嶋さん。新しい木として葉の色味がいいユーカリと実のついたオリーブを準備してくれました。これは二本とも私が欲しかった木だったので、感覚的にもあうんだなと安心しました。
そのほかには自宅にあったユキヤナギの鉢やアロエ、友人が米原の実家からしょって来てくれたナンテンや多肉植物など…。手持ちの植物を上手に生かしてくれました。アロエは使いようでかっこいいと聞いて驚きましたが、なるほど面白い使い方をしていました。嶋さんのような人のアドバイスを受けて、一本でも良いから木のある建物が増えると良いなあと思います。